即身仏:厳しい修行の果てに涅槃(ねはん)を目指したミイラ仏

即身仏とは、絶命するまで厳しい修行に励み、ミイラ化した宗教者だ。1974年に芥川賞を受賞した森敦の『月山』や2017年にベストセラーとなった村上春樹の『騎士団長殺し』などの小説にも登場する。全国で18体が確認され、そのうち8体が山形県に残されている。いまだに多くのベールに包まれた即身仏の謎に迫る。