実質賃金プラス転化へのハードル-名目賃金の下振れと物価の上振れ

2023年の春闘賃上げ率は30年ぶりの高水準となったが、実質賃金上昇率は2022年4月から2024年2月まで、23ヵ月連続で前年比マイナスとなっている。実質賃金上昇率のプラス転化時期が想定よりも遅れているのは、名目...