『夜の記憶』トマス・H・クック 幼き日の心の闇に向き合うこと

過去と現実、虚構と真実が混ざり合う幼い日の物語 本日ご紹介するのはトマス・H・クックのこちらの作品。クック作品を紹介するのは前回の『緋色の記憶』に続いて二回目となる。 2000年刊行。オリジナルの米国版は1998年刊行。「このミステリがすごい!2000」の海外ミステリ部門第七位にランクインした作品。原題は「Instrume…