『光のとこにいてね』一穂ミチ 運命と出会ってしまった結珠と果遠

一穂ミチの一般小説、五作目 2022年刊行作品。文藝春秋の小説誌「別冊文藝春秋」に、2021年5月号~2022年9月号にかけて連載されていた作品を単行本化したもの。第168回の直木賞候補作品でもある。 一穂ミチ(いちほいち)はBL小説の書き手としては15年のキャリアを持ち、50作を超える膨大な作品を既に上梓している。が、一…