『氷室冴子とその時代』嵯峨景子 多彩な活動に光を当てたファン必読の一冊

圧倒的な熱量を感じる氷室冴子評論本 2019年刊行。筆者の嵯峨景子は1979年生まれのフリーライターで、専門は社会学、文化研究。2016年の『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』に続く第二作である。 内容はこんな感じ 『クララ白書』『なんて素敵にジャパネスク』『海がきこえる』。1980年代から1990年代にかけて、数多くの…