[木村草太の憲法の新手](200)表現の自由の保護 個人の尊厳 害してならず 公権力発動 必要場面も | 木村草太の憲法の新手 | 沖縄タイムス+プラス

 8年にわたるこの連載も今回が最終回だ。最後に、憲法が特に手厚く保護する表現の自由について検討したい。 戦後の人権論をけん引してきた奥平康弘教授は、表現の自由には、個人的な価値だけでなく、公共的な価値があることを強調してきた。