[大弦小弦] 「物呉ゆすど」再考 | 大弦小弦 | 沖縄タイムス+プラス

 第一尚氏が王位を奪われたクーデターは、官吏の安里大親が唱えた「物呉ゆすど我御主(むぬくゆすどぅわーうすう)」がきっかけとされる。直訳なら「物をくれる人が自分の主人」▼事大主義の思想にも読めるが、作家の大城立裕さんは、むしろ民主革命の謳歌(おうか)だと説いている。