フロイト『快感原則の彼岸』を解読する

本書はフロイトの比較的後期の著作だ。反復強迫の起きるメカニズムについて探究し、快感原則と現実原則の対立に代えて、生の欲動(エロス)と死の欲動(タナトス)の対立を想定する。