メルロ=ポンティ『行動の構造』を解読する

『行動の構造』は、メルロ=ポンティのデビュー作だ。「実存」というキーワードを置き、人間の行動を単なる刺激-反応の因果関係として捉える見方をしりぞけ、「ありうる」を目がけて「いまある」を編み変える構造として描き出している。