米国の個人資産の膨張とその個人消費への影響
米個人資産の増加が著しい。これにより、配当収入は雇用者報酬を大きく上回るペースで増加、この10年で2.2倍に膨れ上がった。こうした金融所得の増加と資産効果が、依然底堅い個人消費の原動力になっていると思われる。足元では、雇用環境の軟化や、個人ローンに陰りが見えてきたこと等からインフレは沈静化しつつあるが、…