#1 【たろさに】毒蜘蛛の葬列 序【エクストリーム納骨】 | 毒蜘蛛の葬列 - 堤イサミの小説シリーズ - pixiv

「たろさん、バイク乗ってぇな。二人乗りのでかいやつ。あぁ大丈夫やって馬乗れるからバイクも乗れるやろ、多分」 常日頃から突拍子のない発言をする娘は、本日も通常運行であった。 * ひらひら舞い落ちる紅葉を、大きな両手が無邪気に掌に挟んで取ってみせた。 「捕まえたっ!」 琥珀を煮詰めた...