#オリジナル #平安物 三千年の枝はいずれが - 汀こるものの小説 - pixiv

三千年の枝はいづれが手折りても 去年の笹百合の匂ひ忘れじ 「男の子を生んだのだからお家の顔は立てました。女の務めは終えました。後はわたしの自由にしていいですね」 王朝の時代と言えど皆が皆、絵巻のような恋物語を繰り広げているわけではない。 小百合の場合、生まれたときにはもう決まって...