#31 星に願いを。 C | えみるの掌編 - 山田えみる@オリジナル短編小説の小説シリーズ - pixiv

「ひとぉつ、ふたぁつ、みっつ……」 彼らにのしかかられているあいだ、酒臭い吐息を耳元で感じながら、わたしはいつも星を数えていました。星々はどんなことがあっても規則正しくそこにあり、優しい灯りで照らしてくれます。なんでもかんでも白日の下に晒す太陽の粗雑なそれとは異なり、星明かりは見...