#1 運命の向こう側の物語 | 天気の子アフター『光みたいな君を見てる。』 - 玉ノ枝@booth通販中 - pixiv

『運命の向こう側の物語』 大海原となった東京の街を尻目に僕は彼女を見つめていた。彼女はなんて強いんだろう。涙を流すのは僕だけで、彼女は気丈に振る舞って。 「――僕たちはきっと、大丈夫だ」 決して上手な言葉ではなかったと思う。これまで書いてきた小説のように言葉巧みに彼女に思いを伝え...