#東方 #射命丸文 射命丸文の真相 - 椎野樹の小説 - pixiv

瀑布が飛沫を上げて、猛暑の熱気を幾分か和らげ、虹を作っている。枝垂柳が将棋盤に影を落とす。うだるような夏の暑さなのにここだけは違う。駒が盤上を打つ爽やかな音が響いていた。柳を揺らし、吹き抜ける風もひんやりと涼しい。 妖怪の山への闖入者が現れる訳でも無く、随分と暇を持て余し気味な犬...