#23 A Precious Day | 結婚後の春牧 - 朔の小説シリーズ - pixiv

「なー、凌太」 何気に呼び掛けると、牧はギクッと妙な動きで肩を強張らせた。 「なッ…なんですか、いきなり」 こっちを向く首の回し方があからさまにぎごちない。 下の名前で呼びあうことにして、もう結構経つのに、前触れなしに呼ぶと、こうして赤くなる。牧は不意打ちに弱いらしい。 「いきな...