#8 愛ノコトバ | 劇場版後の春牧 - 朔の小説シリーズ - pixiv

ふと目覚めると、目の前に春田の顔があった。 閉じられた瞼はぴくりとも動かない。睫毛が頬に影を落としている。寝息が深い。まだ熟睡の中にいるようだった。 牧は、すー…と息を肺の奥まで吸い込んで、またふうっと吐いた。 (二度寝…しようかな。それとも……) ぼんやりと迷いながら、窓の方を...