#1 橋の下のドラゴン | すこしふしぎですこしこわくてすこしさびしい。 - 雲晴夏木の小説シリーズ - pixiv

小学一年生のときのことだ。 「橋の下には、神様がいらっしゃるのよ」 そう言ったのは、五年生を受け持つ高山先生だった。 注意されたのは登校班の班長だ。確か、六年生の男の子だったように思う。下校中、彼は登校旗を橋の欄干にぶつけながら歩いていた。ゴールデンウィークが終わったのを惜しみ「もっ...