#7 比翼連理の漂着流浪録(二) | 青年と少女、伝道師とかみさま - FMIC7743/渦音Pの小説シ - pixiv

神社で彼と別れたあと、わたしは一旦家に戻った。 お小遣いを貯めていた貯金箱をひらく。これだけあれば大丈夫かしら、と中に入っていたお金をすべてお財布に入れる。それから、鞄に本を一冊。本当はもっと持っていきたいけれど仕方がない。海はきっと寒いから、上着を一枚余分に羽織る。それから怪し...