#11 夢を半分こ。 | 図書館奇談 - 佐宮 海の小説シリーズ - pixiv

「うぇ…」 「あれ?司書さんどうしたの?林檎、嫌いだったっけ?」 「あ、宮沢先生…えぇと、そう言う訳じゃないんですけど…ちょっと、今朝見た夢を思い出しちゃって。」 今日の朝食のデザートは、真っ赤で綺麗な林檎だった。 「夢の中で、食べるものも飲み物も何にもない荒れ地をずぅっと彷徨っ...