#人外×人間 #ファンタジー 姉の恋人を埋めに行く弟の話 - 雲晴夏木の小説 - pixiv

僕は今、不本意ながらふたご座に向かっている。交通手段は最近整備されたばかりの鉄道だ。地を這うばかりだった鉄道は、今や空へも行けるようになった。 「私が死んだら、この子と一緒に、ふたご座へ埋めてちょうだいね」 それが姉の口癖だった。 何でも、ふたご座で同じ墓に埋葬されると、来世でも...