#19 影踏み鬼はもう御仕舞い。 | 図書館奇談 - 佐宮 海の小説シリーズ - pixiv

時は夕刻。図書館への帰り道。 久しぶりのウィンドウショッピングが楽しくて帰るのが少し遅くなってしまった。 ああでも、この児童公園さえ過ぎたならもう大丈夫―そう思っていると、子供の歓声が聞こえた。 きゃっきゃと楽しそうに響くその声は、どうも鬼ごっこでもしているようだ。走り回る影だっ...