#本能寺の変 #織田信長 契り - 都築晶の小説 - pixiv

「何事か!?」 俄に起こる鬨の声 朝靄を割る陣太鼓 此処で聞く筈がない音声に、跳ね起きた信長の肝が刹那に冷える。枕元の太刀を摑み、急ぎ手を掛けた襖の向こうから、駆け付ける近習達の足音と声が響いた。 「殿、敵襲でございます!」 「敵は誰ぞ。毛利か、本願寺の残党か」 襖を開け放ち、誰...