#東方 #稗田阿求 閻魔と椿 幻想郷縁起異説 - 椎野樹の小説 - pixiv

中有の道を抜け、三途の川へ至る。少しばかりの生者の人影も薄れ、辺りは彼岸へ向かう死者ばかりになっていた。 ここには何度も訪れているが、相変わらず殺風景な場所だ。広々とした河原には少しばかりの枯れ木とススキが群生してるだけだ。渺渺とした三途の川は凪いで灰色の曇り空を映し、陰鬱な気分...