#2 ~魔理沙とアリスが夜にすれ違うだけ~(2) | 魔理沙とアリスが夜にすれ違うだけ - 森淵(藻)の - pixiv

2 ランプを灯して、本棚からめぼしい書物を手に取る。本を開くと古い紙の匂いが鼻につくも、読み始めれば文字の軌跡は、瞼の内側へと流れていく。 物語は遠い異国の情景を。 専門書は現象がかたちづくられるよう。 そして魔導書は文字通り魔法を発現する。 魔理沙は夢遊病のように床に腰を下ろし、...