#12 E.P. Pre-EutoDystopia 05-5 | E.P. Pre-EutoDystop - pixiv

血と紙を部屋に幾度も散らした翌朝。 俺は部屋中の紙を集め、自分の書いた記録が世界から消滅していないことを歓び、それを抱きしめた。自分の子供を抱く機会があるとしたら、きっとこんな気分なのだろう。 さて。 俺には、確かめるべきことがあった。 『傷持ち』が検問所を通ろうとしたら、どうな...