#6 コタツはいつでも出せるので | ミリマス/なおしほ - 広瀬凌の小説シリーズ - pixiv

コタツはいつでも出せるので 広瀬凌 1 奈緒さんの背中をさすっているときだった。 「昔を思い出すなぁ」 しみじみとした声。なにがですか、と聞き返すも、返答は便器への盛大な嘔吐。冬の静かな夜、吐瀉物をぶちまける音がトイレに響く。 ――あぁ、大人ってもうちょっとマシな生き物だと思って...