#4 牧の一番欲しいもの④ | 結婚後の春牧 - 朔の小説シリーズ - pixiv

「ただいまー…」 声を発すると、真っ暗な家の中からは沈黙が返ってきた。 「おう、お帰り!」 と出迎えてくれる人は、今はいない。それはよく分かっているが、つい言わずにはいられなかった。 息をひとつついて、牧は家に上がった。酔いはもうあらかた醒めていた。 着替える前に、スマホを取り出...