パリ | コレクション | ポーラ美術館

1937年、デュフィは横幅60メートルの巨大な壁画《電気の精》(パリ市近代美術館蔵)を完成させた。あざやかな色彩と、自由闊達な筆で「色彩の魔術師」と讃えられたデュフィは、同年にパリのパノラマを描いた屏風仕立ての本作品でも、色彩と線の豊かな表現を際立たせている。空には月と太陽が同居し、青と黄色に大気を色付…