愛犬の余命を考えるとき…

愛犬・菜々の身体は、やはり不治の病に蝕まれていた。 下顎の腫れは、炎症ではなくハッキリと腫瘍だった。正直、それはわかっていた。 絶望したくないがために、歯肉炎の悪化したものでは…などと現実逃避していたのだ。 今、菜々は腎臓の数値が悪いのと、顎が痛んで食事が出来ないため、毎日病院で点滴による栄養摂取を続…