CCSへの過剰な依存が日本のエネルギー政策を歪める|連載コラム|自然エネルギー財団

経済産業省が電力部門の脱炭素化を実現する方策として、大きな期待をかけているように見えるのは、火力発電から排出される二酸化炭素を回収し貯留するCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)とよばれる対策である。 基本政策分科会に同省が提示した2050年の電源構成案では、「参考値」という留保をつけつつ、原子力発…