村田沙耶香「コンビニ人間」の狂気【読書レビュー・感想・評価】

コンビニ人間 僕は小説を読むといえばほとんどが文庫本で、単行本を買うことがない。かたくなに。 単行本って文庫本の3倍ぐらいの値段するし、読むとき重いし、置き場所にも困るしなるべく避けていた。だから毎年芥川賞受賞作や本屋大賞受賞作が発表されても「読みたいなぁ」と思うだけで読むのは結局文庫本になってから…