母の紬と時代小説『着物始末暦』『あきない世傳 金と銀』
着物の虫干しを手伝いながら、母の大島や結城に袖を通してみたら、しっくりきたのです。着心地の硬さも、地味な色合いも。デニムが好きな身体は、紬の着物を最高だと感じる自分へと育っていました。着物の時代小説『あきない世傳 金と銀』『着物始末暦』には着物と着物に関わる仕事の魅力が散りばめられています