摘まれても焦がれのびゆく新茶の芽〖季語・新茶〗

子どもの頃、ご近所に「お茶やさん」という家がありました。 お茶やさんといってもお店ではなくて、お茶畑と煎茶の製造工場があって、今頃の時期になると私たちご近所にもわけてくれました。もちろん代金を払って買うのですが、ずいぶん安くしてもらっていたように思います。お茶の産地ではなかったんですが、なぜか一軒だ…