「逆選択」と「モラル・ハザード」:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(6)

アカロフは中古車市場を取り上げて、取引される財・サービスの質的情報に非対称性があれば市場がうまく機能しないことを明らかにした。これをさらに詳しくみると、取引開始前の情報の非対称性から生じる問題(逆選択)と、取引開始後の情報の非対称性から生じる問題(モラル・ハザード)に整理できる。今回は、これらの概念…