須田国太郎の芸術――三つのまなざし | 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM

画家・須田国太郎(1891-1961)は、「東西の絵画の綜合」という壮大なテーマを掲げ、日本の精神文化に根差した油彩画の在り方を追求しました。京都に生まれた須田は、京都帝国大学(現・京都大学)および同大学院で美学・美術史を専攻する一方、関西美術院で油彩の基礎を学びます。1919年に28歳で渡欧。スペインのマドリー…