『逃げても、逃げてもシェイクスピア―翻訳家・松岡和子の仕事―』 草生亜紀子 | 新潮社

ソ連に11年抑留された父、女手一つで子供達を守り育てた母。自身の進学、結婚、子育て、介護、そして大切な人達との別れ――人生の経験すべてが、古典の一言一言に血を通わせていった。最初は苦手だったシェイクスピアのこと、蜷川幸雄