ミシェル・フーコー、フレデリック・グロ/編、慎改康之/訳 『性の歴史IV 肉の告白』 | 新潮社

我々はどのように自らを「欲望する主体」として形成したのか。生殖、貞節、結婚といった概念についての初期キリスト教の教父たちの文献を詳細に検討し、厳格な規則を背景にした自己への省察と告白に基づく「欲望の解釈学」の成立を見る。