国の強制隔離政策の誤りを認めた判決から２１年になる。ハンセン病元患者に対する偏見と差別は解消されたのか。この過ちの教訓を次世代へどうつないでいくか。改めて問いかける事態が長野県で起きている。 　明治時代に警察が県内のハンセン病患者らの名前などをまとめたとみられる台帳が昨年、インターネット競売サイト