学問の自由 骨抜きに〈学術のゆくえ〉隠岐さや香=思索のノート|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト

■学術会議の自立をそぐ政府方針  この10年ほどの間に、日本の安全保障体制のあり方が大きく変化した。国際情勢への対応という側面はあるだろうが、不穏なのは、それと並行して戦後の日本国憲法の築き上げた平和や自由を損なう動きが進展していることである。憲法第23条が掲げる「学問の自由」がその中で実質的に切り