〈社説〉 名張再審棄却 門を閉ざす司法の理不尽|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
疑わしいときは被告人の利益に―という刑事裁判の鉄則をゆるがせにする。納得できない判断である。 名張毒ぶどう酒事件の再審請求だ。死刑判決の確定から既に半世紀余り。第10次となった請求を退ける決定を最高裁が出した。 裁判官5人のうち4人の多数による。行政法学者出身の宇賀克也裁判官は反対し、確定判決に