プロデューサーの創造性を誇示したテオ・マセロのテープ編集術 〜【Vol.97】音楽と録音の歴史ものがたり

高橋健太郎 マセロが『イン・ア・サイレント・ウェイ』で行った音での挑戦的な問いかけ マイルス・デイビスの1969年のアルバム『イン・ア・サイレント・ウェイ』で、プロデューサーのテオ・マセロは、それまでにない大胆なテープ編集を聴衆に提示した。タイトル・トラックとなる「イン・ア・サイレント・ウェイ/イッツ・ア…