〈非文学〉=ノン・フィクションへの入口——仲俣暁生『ドーナツと双眼鏡』書評

「本好き」と言ったとき、多くの人にその「本」としてまず最初に想像されるのは小説であるだろう。実際、書店の棚を見てみたり、「出版指標」の統計を見たりすると、この国の出版物に占める小説などのフィクション類の割合は思いのほか高い。 フィクションではない、という意味では「ノンフィクション」というジャンルがあ…