森敦「月山」「鳥海山」を読む:庄内平野を挟んで対峙する "死の山" と "生の山"

コロナ禍で山登りの自粛中です。仕事も在宅ワークが続いており,少しだけ時間ができたので,時々山の地図を眺めたり,以前読んだ山の本を読み返したりしています。 「山の本」といっても色々あります。登山のドラマを描いたいわゆる「山岳小説」もいいですが,ちょっと刺激が強いですかね。実際の山登り中は,気持ちがむし…