“その時限りの恋人”。そんなんじゃない。だからこそ僕は再びコロンビアへ行く事を決意したんだ。

カフェで偶然出会った女性。 僕の目の前の席に座る彼女。 テーブルに置かれた二つのコーヒー。 離れたくない時間。 ディナーの味を忘れる程の楽しさ。 運ばれてくるビール。 楽しい会話。 歩く歩幅。 涼しいメデジンの夜。 飲みなれたカクテル。 若者が集う公園。 腰掛けた階段。 距離が縮まる僕たち。 繋がる手。 そして……