旅と日常のあいだ
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三浦しをん『ののはな通信』感想
三浦しをん『ののはな通信』角川書店 女ふたりの書簡小説。地の文は一切なし、1冊すべてが手紙のやりとりで交わされる。 「のの」と「はな」のふたりが、同じ女子校に通う高校時代から40代になるまでの二十数年間に交わした手紙の数々。その中には、返事が来るまえに片方が一方的に書き続けた手紙もあれば、書いたけれども…