子育ての尊さに胸がいっぱいになる。滝口悠生『たのしい保育園』

とても素晴らしい小説だった。いまここに普通にある日常を徹底的に冷静な目で見つめて、これでもかという細かく正確なディテールで描写する筆致に圧倒された。小説家ってすごい、というか滝口さんの観察眼と筆力がすさまじい。 文筆業の父親が3歳の子ども「ももちゃん」と過ごす日々を書いたものなのだけど、なんといって…