追悼・相倉久人 大瀧詠一とのナイアガラ対談で発表された「分母分子論」
1983年の11月から12月にかけて雑誌『FMファン』での対談で、大瀧詠一の「分母分子論」は発表された。 それはジャズ評論家の相倉久人を先生として、生徒の大瀧が明治以来の輸入文化として発展した日本の音楽史を、独自の理論で語りながら展開していく歴史的な会話だった。 1984年にはシンプジャーナルの別冊として出版され…