自己責任はなぜ生まれたか - 山崎望 | トイビト

 「個人の置かれている現在の状況はその個人の資質や行動の結果である」と考える自己責任論は、1990年代から徐々に私たちの社会の「常識」となっていきました。貧困、障害、不登校、DV、介護疲れといった問題は、すべて、個人やその家族に帰するものなのだから、自分で解決すべきだというのです。その結果、痛ましい…