<書評>『資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか』橘木(たちばなき)俊詔 著:東京新聞デジタル

◆「高福祉」目指す漸進主義[評]根井雅弘(京都大教授) なかなか大胆なタイトルである。著者はいわゆる「近代経済学」の本流を歩んだ人で、...